育児中にうまく時間管理ができる何かオススメの方法があれば教えてください
ご質問内容
育児中です。子ども中心の生活になっているので、自分が希望するときに都合よく時間を使えないことが多いです。そんな状況でも、うまく時間管理ができる何かオススメの方法があれば教えていただきたいです。答え
育児中だと時間管理が難しいと思うので、やるならタスク管理(ToDoリスト)を優先して、ざっくりとゆとりのある時間管理がおすすめです。また、それぞれのタスクにどれぐらいの時間がかかっているのかを調べてみると、今後の予定も立てやすくなり、時間管理がうまくなりますよ。きっと自分の時間もつくれるようになります。ぜひ試してみてください!このページの目次
育児中の時間管理は難しい?
私も一児の父親で、妻が掃除や食事をつくるときに遊んだりするのですが、1人だとなかなか進まないだろうなと見ていて感じます(いつも感謝です)。
私自身の経験も含めて、育児中は時間管理よりもタスク管理の方がしやすいのかなと感じています。
そこで今回は、実体験に基づき5つのポイントをご紹介します。
- 育児中は時間管理よりもタスク管理がおすすめ
- いつもの家事に何分かかってる?
- 時間管理はざっくりとゆとりをもって
- 段取りをイメージする
- できなくても気にしないマインドを持つ
では、それぞれ説明していきます。
育児中は時間管理よりもタスク管理がおすすめ
その理由は、ご質問にもありましたが、子どもの生活リズムに合わせなければいけないから。
やるべきことだけをこなすタスク管理の方がうまくいきやすいんです。
タスク管理と言っても、ただ単にToDoリストをつくっても意味がありません。
大切なのは、優先順位を決めることです。
ここで1つ、タスク洗い出しの方法をご紹介します。
アイビーリーメソッドでタスクを洗い出す
以下は、アイビーリーメソッドと言って、経営コンサルタントのアイビー・リーさんという人が編み出した方法です。
必要なものは紙とペンだけ。やり方はとても簡単です。
- 紙に「明日やるべきこと」を6つのタスクをメモする(とりあえず、思いつくことを書きます)
- 6つのタスクに、重要だと思う順に①〜⑥まで番号を振る(この優先順位が大切)
- 翌日、このタスクの順番に沿って作業をする(重要なものから順に終わらせていける)
- もし全部できなかったら悔やむことなくきっぱり忘れる
- 明日のための6つのタスクを新しく書き出す
- 1~5を丁寧に繰り返す
とりあえず6つという設定ですが、6つ以下でもいいでしょう。
ただ、6つ以上になるとタスクが多すぎて、心理的に苦しくなる可能性があるので注意してください。
ちなみにアイビーリーメソッドをするなら、付箋を使うといいですよ!
写真のように優先順位順に並べ替えることができて、書き直しも不要なので。
シングルタスクでやる
私も経験があるんですが、家事をしようとすると、どうしてもマルチタスクになりがちです。
マルチタスクとは、2つ以上の作業を同時進行すること
マルチタスクをすると、あれこれ切り替えるために意志力や脳のエネルギーを使ってしまうので、どっと疲れます。
もし、午前中だけで疲れ果ててしまう人は、マルチタスクになっているのかもしれません。
ポイントは、シングルタスクにして「今行っていることが終わるまで、絶対に他のことには手をつけない」ようにすること。
掃除なら掃除!片付けなら片付け!ってな感じでやればOK。
ただ、洗濯機を動かしている間は時間が空くので他のことをしてもいいですが、できれば1つに絞ってやりましょう。
先ほど書き出した付箋を、やることから順番に1つにまとめると集中して取り掛かれます。
タスクは「毎日するもの」と「突発的なもの」を分ける
家事・育児のタスクってなると、きっと6つ以内で収まらないですよね。
そんなときは毎日するものだけを別にリスト化しておくのがおすすめです。
そしてその中で、「今日は天気がいいから絶対洗濯だけはやっとこ!」みたいなタスクは、アイビリーメソッドの中に入れてしまいましょう。
いつもの家事に何分かかってる?
時間管理をしようと思ったら、そのタスクに何分かかるかを知っていると、よりうまくできるようになります。
写真のように、付箋の右下に所要時間を書いておきます。
それぞれのタスクにどれぐらいの時間がかかっているかを調べるために、ストップウォッチを使います。
ただ、スマホについているストップウォッチはやめておいた方がいいです。
なぜなら、メールやLINE、SNSなどの通知があると開いてしまうからです。笑
100円かかりますが、私はセリアのストップウォッチを使っています。ダイソーのものよりもコンパクトなので。
これを斜め掛けして何にどれだけかかっているか調べるようにしています。
時間管理はざっくりとゆとりをもって
よくやってしまう失敗パターンは、予定を詰め込み過ぎてしまうこと。
ただ詰め込み過ぎてしまうならいいんですが、できなかった自分に対して嫌悪感を抱いてしまうことです。
なので、育児中の時間管理はざっくりとゆとりがあっていいんです。スカスカでもいいんです。
これは時間管理をするうえでも1番大切なことで、ゆとりを持ったスケジュールの方が心に余裕が生まれ、焦る気持ちも軽減されて気持ちよくとりかかれます。
できれば午前中と午後でそれぞれ1時間から2時間は、ずれ込んだときの時間として確保しておくといいでしょう。ホントこれぐらいの方がうまくいきます。
段取りをイメージしておく
きっと子どもが寝ている間にサッと家事を終わらせたいと思っていると思います。
であれば、次のタスクの段取りを頭の中で細かくイメージしておくのがいいでしょう。
たとえば、ただ「台所の片付けをする」だけではなく、
- 包丁などの刃物を洗う
- 場所をとるまな板を洗う
- ガラス・陶器製のお皿やコップを洗う
- プラスチック製のお皿やコップを洗う
- フライパンを洗う
- シンクを洗う
- ゴミを捨ててネットを換える
など、細かく手順をイメージしておくと迷わず取り掛かれます。
あとひとつ、注意してほしいことがあります。
子どもと一緒に寝てしまう傾向がある人は、目覚まし時計をつかうなどして昼寝の時間もきちんと管理することが時間管理のできる人になるための第一歩です。
夜泣きで眠いとは思いますが、寝てしまうとせっかくの予定が台無しですので気をつけましょう。
寝かしつけるときは横向きになっていると思いますので、眠気予防のために足をあげてグルグル回すなどの運動をするのもいいでしょう。
できなくても気にしないマインドを持つ
スケジュールを立ててみたものの、ときにはできないこともあります。
それは仕方のないことなので、できなくても気にしないようにしてください。
アイビリーメソッドにも書いていますが、4番目の「もし全部できなかったら悔やむことなくきっぱり忘れる」はとても重要です。
翌日の予定を立てるときに1つ優先順位をあげて取り掛かればいいだけのことです。
大切なことは、その日にできたことだけにフォーカスしましょう。
さいごに
時間管理やタスク管理はトレーニングが必要です。
身につくまで時間がかかりますが、やるとその時から効率よく家事や育児に取り組めると思います。
最終的には自分の時間をつくることができ、子どもに対してもより優しく接してあげられるようになりますよ。