食べても太らない人をみると羨ましいって思います。私もなれますか?
ご質問内容
食べても太らない人をみると、羨ましいって思います。私もそんな風になりたいです。一応食事制限をしてますが、職場の飲み会や友人とランチに行ったりすると、気にせず食べて飲んでしまいます。だから、翌日の体重にガックリすることもよくあり、そんなときに食べても太らない人が羨ましく感じます。食べても太らない人ってやはり体質なんですか? なれるならなりたいです。答え
もちろん遺伝的なものもありますが、後天的に太りにくいカラダをつくることもできます。ポイントは、浄化力を整えておくこと。そして飲み会などで食べ飲みすぎたときのためにリセット方法を知っておくことが大切です。このページの目次
食べても太らない体質の作り方
私もダイエットをしていたころは、食べても太らない人を羨ましいと思っていました。
でも、今の私は食べても太らないとまではいきませんが、太りにくいカラダになったと実感しています。
たとえば、夜遅くまで食べすぎたら翌日の体重は増えていますが、その次の日は元に戻っています。
なぜそうなったかというと、次の2つのポイントを抑えているからです。
- 太りにくい体質の決め手は「出す力」
- 飲み会のあとのリセット法
では、それぞれ説明していきます。
太りにくい体質の決め手は「出す力」
「出す力」とは、老廃物や毒素を溜め込まずに出せる力のことを言います。
「出す力」を普段から整えておけば、ちょっとやそこら食べても太ることはありません(厳密には一時的増えますが、すぐに戻るという意味です)。
なぜなら、食べ過ぎて体重がずっと増えてしまうのには2つの原因があって、1つは食べたものをエネルギーと使えていないから。もう1つは便として排出できていないから。
たとえば、食べ物から栄養素を仕入れたとしても、エネルギーとして使いみちがなければ蓄えだけが増えていきます。また、食べ物から栄養素を抜き取って、不要となった食べカスが便としてお腹の中に溜まっていると、体重は増えます。
つまり、効率よくエネルギーを使って、便の排出もスムーズにすることが、太りにくい体質をつくるポイントとなります。
効率よくエネルギーを使えるカラダにするには?
オリーブオイルなどの良質なオイルを摂って、細胞を包んでいる細胞膜を柔らかくしておくことがポイントです。
なぜなら、エネルギーは細胞内のミトコンドリアというところで作られているんですが、ミトコンドリアにエネルギーを届けるためには細胞を包んでいる「脂質でできた細胞膜」を、柔らかくしておくことが必要だからです。
そのためには、細胞膜を固くしてしまう悪いオイルを避け、柔らかくする良いオイルを取ります。それぞれは次の表にまとめています。
摂取量の目安としては、良いオイルを1日大さじ2〜3杯は使うといいでしょう。
私は普段から、炒め物にココナッツオイルを使っていますし、サラダには必ずオリーブオイルをかけています。
また、味噌汁やスープにオリーブオイルを入れたり、いろいろいろなところで少しずつ使っています。
ちょっとクセが強く感じるかもしれませんが、徐々に慣れてくると思います。私も最初は苦手でしたので。
便の排出をスムーズにするには?
一般的な便秘対策と同じで、水分と食物繊維(特に水溶性食物繊維)をとります。
必要性については十分ご存知だと思いますし、以下のページでもまとめていますので御覧ください。
>『便秘で体重が落ちなくなってきました。ダイエットが原因なんでしょうか?』
ここでは私が日常からやっている腸内環境を整える方法をご紹介します。やっていることと理由はこちらです。
- 朝食は水分の多いフルーツをしっかり食べる
(生酵素や水溶性食物繊維、アルカリ性の水分で「出す力」を高めます) - 午前中の水分量は1日量の半分ぐらいを飲む
(午前中は体内リズム的に出す力が高まっているため) - サラダを焼き海苔で巻いて食べる
(焼き海苔は1日2枚ぐらい食べたいところ) - 味噌汁には海藻類(わかめ、糸寒天など)やキノコを入れる
(どちらも水溶性食物繊維が豊富) - 手作りぜんざいにきな粉を入れて食べる
(どちらも食物繊維が豊富。市販は糖質が高いので面倒だけど手作り) - 小腹が空いたらオールブランと水分を摂る
(お腹が膨れる)
食物繊維は不足しがちな栄養素の1つなので、ちょこちょこ摂れる工夫をしておくのがおすすめです。
飲み会で食べ過ぎたあとのリセット法
ポイントは、1日消化管を休ませること。
なぜなら、消化管が疲れていると、代謝も「出す力」も弱くなるからです。
たとえば、夜遅くまで飲み会で食べ過ぎたりすると、翌朝胃もたれやお腹の不快感を感じることがあるかと思います。これがまさしく消化管が疲労困憊な状態です。きっとあまりお腹も空いていないでしょう。
それなのに、「仕事があるから」などの理由で朝食を食べてはいけません。さらに状況は悪化します。あまりにもお腹が気持ち悪くて仕事も集中できないと思います。
できれば、水分だけにして、お腹が空いてきたら消化によいものをゆっくりよく噛んで食べてください。
具体的にどうすればいいのかというと、私は普段食べすぎたときは次のようなことをしています。
- 午前中は温かい白湯のみで過ごす
- お腹が空いたら、まずはフルーツを食べる
- またお腹が空いたら味噌汁などのスープ系を食べる
- 夜になると本調子に戻ってくるが、サラダからゆっくりよく噛んで食べる
大切なのは、消化管が本調子になるまで軽めの食事に済ますこと。そして、本調子になったからといって、負担のかかるものを食べないことです。
これさえ守れば、翌日は体重が戻っているはずです。少なくとも私はこれで乗り越えてきました。
おわりに|太らない体質づくりは日々の積み重ね
腸内を綺麗にするには早くて1〜2週間。細胞なら4〜6週間ぐらいかかります。
なので、日々の小さな積み重ねが太らない体質づくりには欠かせません。
無理なくできるところから始めていきましょう。
また、飲み会続きでも体重がコントロールできるようになると、同じ職場の同僚や友人は必ず気づきます。すると、あなたも羨ましがられる存在になるでしょう。
ぜひこの記事が参考になれば幸いです。