体がポカポカ!冷え性が改善する代謝をあげる食べ物7選
「布団の中でも靴下がいる・・・」「真夏でもエアコンのある場所だと凍える」
こんな悩みはありませんか?
カラダの「冷え性」の原因は日常生活のあらゆるところに潜んでいる「カラダの冷やす環境」が整っているためです。
冷え性が続くと「むくみ・肌のくすみ・太る」など、カラダにいろんな影響を及ぼします。
そこで今回ご紹介するカラダを温める作用のある食べ物を普段から摂取することで、カラダのポカポカを感じることができるでしょう。
このページの目次
1.血行を改善するフルーツのちから
フルーツを食べるとデトックス効果が期待でき、血行をよくして冷え性を改善します。
フルーツには天然の酵素・ビタミン・ミネラル・食物繊維・アルカリ性の水分などが豊富に含まれていて、デトックス作用のある食べ物です。
カラダの中に「有害物質・老廃物・古い細胞」などが溜まっていると、血行不良となって冷え性となりますので、それらを排出させることが大切です。
特にフルーツを食べる時間は午前中がおすすめ!
午前中の体内リズムは「排出のリズム」になっているので、フルーツを食べると相乗効果が期待できます。
「フルーツを食べると逆にカラダが冷えるのでは?」という不安があるかもしれませんが、それはフルーツを冷やして食べているから。
朝食に食べるなら、寝る前に食べるフルーツを常温に戻しておくといいでしょう。
食べるならバナナなどの固形物が多いものではなく、水分の多いミカンやキウイなどのデトックス効果の高いものを摂るようにしてくださいね。
2.発酵食品で代謝をあげる
発酵食品とは、微生物(善玉菌)の力によって発酵された食品のこと。
つまり、食べ物に微生物が付着して作られた食べ物、ということです。
発酵食品を食べると腸内の善玉菌が発酵食品を分解して、短鎖脂肪酸(たんさしぼうさん)という物質をつくります。
短鎖脂肪酸が腸の壁を刺激して便通改善させ、善玉菌が増える環境をつくります。
善玉菌が増えると、免疫力が高まります。
免疫力を高めると、基礎体温があがります。
善玉菌を増やすために発酵食品を摂ることは、冷え性の改善につながります。
【発酵食品リスト】
一品料理
- ぬか漬け(浅漬けは×)
- 納豆
- キムチ
- かつお節
- イカの塩辛
- (ナチュラルチーズ・プロセスは×)
- (ヨーグルト)
調味料
- 味噌
- 豆板醤
- 塩麹
- 醤油
- 醸造酢
【植物性と動物性に分かれる乳酸菌】
お気づきかもしれませんが、ヨーグルトとチーズに「( )」をつけています。
その理由は、ヨーグルトの乳酸菌は動物性乳酸菌で、あまりオススメはしていないからです。
ヨーグルトを食べて便秘を改善しようと思ったけど、「まったく変化がなかった」もしくは「便秘が強くなった」「お腹を下した」という方はいませんか?
ヨーグルトは人によって合う・合わないがあり、ヨーグルトやチーズなどの動物性乳酸菌にだけ起こります。
反対に納豆や味噌などの乳酸菌は“植物性乳酸菌”であり、食べてもカラダに合わなかったという方はいないと思います。
【植物性乳酸菌を勧める理由】
動物性乳酸菌が腸の中で住み続けるためには、腸内の糖質や栄養状態、もともとあなたの腸にいる腸内細菌と共存できるかできないかで決まってきます。共存できない場合、増殖しないので死んでしまう可能性があります。
反対に植物性乳酸菌は、腸内の栄養状態が悪くても生息でき、さまざまな腸内細菌と共存できる特性がありますので、食べれば食べるほど腸内は善玉菌でいっぱいになります。
腸内環境を整えるには、植物性乳酸菌を摂るが大切なのです。
<植物性乳酸菌が豊富な商品>
一品料理
- ぬか漬け(浅漬けは×)
- 納豆
- キムチ
- かつお節
- イカの塩辛
- たくあん
- ザーサイ
調味料
- 味噌
- 豆板醤
- 塩麹
- 醤油
- 醸造酢
3.食物繊維で腸内環境を整えてあたためる
食物繊維は食べると腸内で発酵して、善玉菌だけを増やすというメリットがあります。
食物繊維は、水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けにくい不溶性食物繊維の2種類に分けられ、腸内フローラのエサになるのは「水溶性食物繊維」です。
水溶性食物繊維は水に溶けると発酵します。それを食べた腸内細菌は短鎖脂肪酸をつくり、腸の壁を刺激して痩せられる腸内フローラをつくります。
不溶性食物繊維は水分を吸収してふくらみ、腸を刺激して便通改善を促しますという特徴があります。
善玉菌が増殖しやすく住みやすい環境をつくることで免疫力があがり、冷え性の改善につながります。
【食物繊維リスト】
水溶性食物繊維
- きのこ類(なめこなど)
- 海藻類(めかぶなど)
- アボカド
- オクラ
- 納豆
- 山芋
- ごぼうなど
水溶性食物繊維の特徴は、「ネバネバした食品」と覚えておきましょう!
あのネバネバ感は、糖の吸収を抑える働きがあり、よりダイエットに適しています。
不溶性食物繊維
- 豆類
- きのこ類
- 海藻類
- いも類
- 野菜
- 果物
特に、豆類全般、乾燥きくらげ、さつまいもなどがオススメです。
4.緑黄色野菜のファイトケミカルがあたためる
野菜の中でも「アブラナ科」は噛めば噛むほど酵素が増し、抗酸化作用の高いファイトケミカルが発生するという研究結果が出ています。
アブラナ科の野菜
- 小松菜
- キャベツ
- 大根
- かぶ
- 白菜
- ブロッコリー
- 菜の花
- カリフラワー
- 芽キャベツ
- レッドキャベツ
- チンゲン菜
- クレソン など
ファイトケミカルを摂取することでカラダの代謝があがり、「冷え性」の改善につながります。
にはファイトケミカルを摂るメリットを書いています。
5.「陽」の食材でカラダをあたためる
東洋式の考え方によるとすべての食材は「陰」と「陽」に分けられ、「陽」の食材がカラダを温めます。
「陽」の食材
- ニンジン
- かぼちゃ
- ふき
- ゴボウ
- れんこん
- たまねぎ
- 梅干し
- もずく
- くず
- 生姜
- 味噌・しょうゆなどの発酵食品
- ひえ・あわなどの穀類
一般的に動物性の食品は「陽」の食材に分類されますが、ここではあえて含めていません。
確かに動物性食品を食べると消化作業にエネルギーを要するため、カラダの代謝があがります。
しかし消化にエネルギーを使うことは、同時に代謝エネルギーを消耗することになります。
また動物性食品は健康上のリスクを伴うため、おすすめしません。
動物性食品を摂る変わりに、十分なカロリーを摂取する食事に切り替えましょう。
反対に「陰」の食材は、
- なす
- トマト
- 生シイタケ
- 精製された砂糖・小麦粉
- 豆腐・豆乳
- 大豆
- さつまいも
- じゃがいも など
「陰」の食材だからと言ってカラダを冷やすわけではありません。
「陰」と「陽」のバランスをうまく保つことが大切です。
6.カラダを温める飲み物
基本的にジュース・コーヒー・アルコールは、カラダを冷やします。
極力飲まないように注意が必要です。
カラダを温めるために飲むべきものは、
- ジンジャーティー
紅茶におろし生姜を加えたもの - 梅しょう番茶
番茶に梅干し・しょうゆ・おろし生姜を入れたもの - 黒酢湯
白湯におろし生姜と黒酢を適量入れたもの - タンポポ茶 など
最低でも冷たい水は飲まず、常温水か白湯を飲むようにしましょう。
7.良質なタンパク質とオイルでカロリーアップ
カロリーを摂取すると太ってしまうと思われがちですが、適切なものを適切な量を摂取することで効率よく代謝をあげ、「冷え性を」改善することができます。
良質なたんぱく質=植物性タンパク質
- クルミやアーモンドなどのナッツ類
- きび・あわ・ひえなどの穀類
- 豆類(豆乳や豆腐は異なる)
- きのこ類
- ワカメ・のりなどの海藻類
- さつまいも など
高脂肪食品
- アボカド
良質なオイル
- オメガ3
えごま油
亜麻仁油(アマニオイル) - オメガ6
コーン油
紅花油
ごま油 など
おわりに|冷え性の改善は積み重ね
ご紹介した食べものを食べればすぐに冷え性が改善できるというものではありません。
冷え性の悩みを抱えていたクライアントさんが改善を感じ始めたのは、サポートをはじめて1ヶ月以上先のことでした。
温かい飲み物や食べ物でも温まることがありますが、それは一時的なもの。
毎日の食事にコツコツと取り入れて、時間をかけて体質改善していくことが大切です。