便秘は1週間で改善も可能!美腸ダイエットのすすめ7つ
「いつも下っ腹が張っててスッキリしないんです……」
「排便はいつも4日に1回です」
それは全部、汚れた腸が原因です。
つまり、腸の中をキレイにすれば便秘の改善をはじめ、カラダの不調が改善しアンチエイジングができます。
そこでオススメしたいのが、美腸をつくる食材を食べること。
なぜなら、美腸をつくる食材で、腸内環境がキレイになるからです。
では腸内環境が汚いままだとどうなるのでしょうか?
今回はその結果と原因、そして改善するための食材をご紹介します。
早ければ1週間で便通の改善を感じるでしょう!
このページの目次
1.汚れた腸は老化をすすめる
汚れた腸は「老化」を招く。
「汚れた腸」すなわち「腸内環境が乱れ」は、健康を維持するための「善玉菌」の働きを抑制し、毒素を産生する「悪玉菌」の働きを助長させます。
その結果、体外に排出しなければならない「体内毒素」が溜まり続けることに…。
溜まり続けた「体内毒素」が便として腸内にこびりつくと、簡単に取り除くことができなくなります。
「体内毒素」は腸が栄養素を吸収するのと同時に吸収されて全身に行き渡り、全身の脂肪細胞に炎症を起こして肥満や体調不良の原因となります。
その状態が続くと……様々な疾患を引き起こすことになり、代謝があがらないため細胞が徐々に「老化」していくことがわかっています。
2.汚れた腸で発症する将来の病気
腸内環境は“健康を維持する「善玉菌」”と、“毒素を産生する「悪玉菌」”のバランスを保っています。
なんらかの影響でそのバランスが崩れると肥満をはじめ、糖尿病高脂血症・動脈硬化などの生活習慣病・アレルギー・感染症・がんなどを引き起こすことがわかってきています。
今あなたが感じているお腹の不調(不快感・便秘・腹痛・臭いおなら・便の性状など)は、将来病気になる兆候かもしれません。
3.汚れた腸をつくる原因
汚れた腸になってしまうにはいくつかの原因が考えられます。
加齢などの改善できない原因もあれば、生活や環境などの改善できる原因もあります。
あなたはいくつ当てはまるでしょうか?
- ストレス
- 喫煙
- 飲酒
- 脂っこいものが好き
- 野菜やフルーツをあまり食べない
- 暴飲暴食
- 運動不足
- 加工食品が好き
- 睡眠不足
- 生活リズムが乱れている など
以上のようなことが原因で、腸内環境は悪化していきます。
腸内環境を整えるには2つの方法があります。
- 繊維質の多いもので腸内を掃除する
- 善玉の腸内細菌を育てる
毎日の食事に次の食材を取り入れましょう!
4.美腸をつくる「食物繊維」
まず汚れた腸の原因である「体内毒素」を排出するために、食物繊維を摂りましょう。
食物繊維には、“腸をキレイにするための「不溶性食物繊維」”と、“善玉菌の餌になる「水溶性食物繊維」の2種類があります。
これらを「不溶性:水溶性=2:1」で、バランスよく摂取する必要があります。
4-1.不溶性食物繊維
水に溶けにくく、水分を吸収すると膨張するのが不溶性食物繊維の特徴です。
便のカサを増やすとともに腸の動きをよくする働きがあり、便の排出速度を高めて有害毒素を素早く体外へ排出します。
不溶性食物繊維は以下の食材に多く含まれています。
- 豆類
- きのこ類
- 海藻類
- いも類
- 野菜
- 果物
特に、豆類全般、乾燥きくらげ、さつまいもなどがオススメです。
4-2.水溶性食物繊維
善玉菌の大好物である「水溶性食物繊維」は、仲間を増やして悪玉菌が生息しにくい環境をつくります。
水溶性食物繊維は食べたものと混ざり合い、消化・吸収を穏やかにして血糖値と脂肪の吸収を抑える働きがあります。
- きのこ類(なめこなど)
- 海藻類(めかぶなど)
- アボカド
- 大麦
- オクラ
- 納豆
- ブロッコリー
- ゴボウ など
普段、白米を食べている方は大麦(押し麦)に変えたり、納豆を一品付け加えるなどの工夫をしましょう。
5.美腸をつくる「乳酸菌」
乳酸菌を摂ることで、腸内環境を良い状態に保つことができます。
乳酸菌は「動物性」と「植物性」に分けることができますが、特に「植物性乳酸菌」がオススメです。
理由は私たちの腸に住み着いている腸内細菌と相性がいいから。
動物性の乳酸菌を食べても、自分の腸内細菌と合っていないと活躍することができません。
その点「植物性乳酸菌」は自分の腸内細菌との相性が良いので、食べるとすぐに活躍してくれます。
植物性乳酸菌が含まれる食品はこちら
- ぬか漬け(浅漬けは×)
- 納豆
- キムチ
- かつお節
- 味噌
- 豆板醤
- 塩麹
- 醤油
- 醸造酢 など
乳酸菌といえばヨーグルトやチーズなどの発酵乳製品をいると思いますが、私はオススメしていません。
その理由は、自分の腸内細菌と相性のよいものを見つけるのが難しいからです。
相性が合っていれば摂取した2~3日には便通が改善しますが、合っていなければさらに便秘になったり下痢になったりします。
ヨーグルトを試したい場合は同じものを1週間食べてみて、便通が改善するかを評価しましょう。
6.美腸をつくる「オリゴ糖」
オリゴ糖は腸内細菌のエサ(特にビフィズス菌)になり、腸内細菌の働きが活性化して腸内環境を改善します。
腸内環境が改善すると体内毒素が溜まりにくいカラダに変えることができます。
「オリゴ糖」言えばシロップ状のものを思い浮かぶと思いますが、実は食材から直接摂ることができます。
- 豆類(枝豆が食べやすい)
- じゃがいも
- アスパラガス
- にんにく
- ごぼう
- たまねぎ
- 白ねぎ
- キャベツ
- バナナ
- とうもろこし など
すべてヘルシーなものなので、ダイエット中でも食べやすいものばかりですね。
6-1.シロップ状のオリゴ糖の使い方
オリゴ糖の特徴は砂糖などに比べて低カロリーであり、小腸でほとんど吸収されないため血糖値をあげないのでダイエットに最適な食品です。
しかし、摂り過ぎには注意しましょう。
オリゴ糖はよくスーパーやドラッグストアで見かけますが、買う前に必ず「原材料名」をチェックしてください。
オリゴ糖が50%以上入っているもの、人工甘味料(アスパルテーム・スクラロース・フェニルアラニンなど)が入っていないものを選びましょう!
料理の砂糖代わりに使いたい場合は、砂糖の1.5~2倍の量で使うのがオススメです。
あとはいくら腸内環境にいいからと言って摂り過ぎには注意。
お腹が緩くなる可能性があります。
7.きっちり評価しよう!
腸内環境が改善されたかどうかをキチンと評価しましょう。
腸内環境が変わり便通が変わるのに、1週間ほどで効果があらわれます。
- お通じは、毎日か、2日に1回ある
- お通じは、毎日ほぼ同じ時間にある
- お通じに要する時間は、いつも3分以内
- 便は茶色でバナナ色である
- 便が水の中で浮いている
- お通じ後のトイレは、ほとんど匂わない
- 下痢をするのは、年に数回
まだこれらの状態でなくても、続ければ必ず腸内環境はよくなります。
これらの状態を目指して、日々腸内環境を美しくしていきましょう。
おわりに|腸内環境で痩せ体質・・・そして健康へ。
腸内環境を変えて痩せ体質になると…
- 今までの食習慣でカラダに溜まっていた毒素を排出できる
↓ ↓ ↓
- 毒素が溜まりにくいカラダになる
↓ ↓ ↓ - 代謝がよくなり、痩せ体質・病気になりにくいカラダ
に生まれ変わります。
これからは美腸を自分でつくる時代。
減量目的のダイエットはやめて、腸内環境を改善することを目的にしたダイエットに取り組みましょう!
すると、カラダの中からキレイになる一生太らないカラダになりますよ!