ウォーキングをするなら夕食前と夕食後だとどちらが痩せやすくなりますか?
ご質問内容
ダイエットのためにウォーキングをしているんですけど、夕食前と夕食後だとどちらが痩せやすくなりますか?答え
夕食前に歩くと脂肪燃焼効果が。夕食後に歩くと食後血糖値の上昇を抑える効果、つまり太りにくくする効果があります。「痩せやすくなる」を考えたら食前の運動
- 食前の運動は、痩せやすくする。
- 食後の運動は、太りにくくする。
と、覚えておいてください。
そもそもなぜ食前の方が痩せやすくなるのかというと、糖新生といって脂肪をエネルギーに変えるカラダの仕組みが活性化するからです。
ただし、糖尿病の方をはじめとした血糖コントロールが不安定な方は、低血糖症状(冷や汗、手の震え、脱力感など)を招く可能性がありますのでご注意ください。
食前のウォーキングでしたら、仕事帰りにいつも降りる駅やバス停の1つ手前で降りるなどで十分かと思います。
食後の運動は太りにくくする
太るメカニズムは、急激な血糖値の上昇に関係しています。
つまり、血糖値の急激な上昇を防ぐことができれば、太りにくくなるということです。
当然のことですが、血糖値の急激な上昇が起こりやすいのは、食事や間食など何かを食べたあと。
食後に運動すれば血糖値の上昇を抑えられることが研究であきらかにされています。
ポイントは次の通り
- 運動のタイミングは食後30分〜1時間後
(もっとも血糖値が高まる時間帯) - 運動時間は10分程度でOK
たったこれだけで食後血糖値が12〜22%もさがったという報告がされています。
できれば食事の前後にウォーキングをはさみたいですね!
引用参考文献:『Short walks after meals may prove important tool in managing diabetes』