ダイエット中、停滞期がきて体重が減らないのでイライラします。どうやって乗り越えたらいいでしょうか?
ご質問内容
ダイエットをしても、停滞期がきてイライラして挫折してしまいます。どうやって乗り越えたらいいでしょうか? いつも1週間ぐらいで2キロほど落ちるんですが、そのあとが問題で、1週間ぐらいがんばっても体重が減りません。どうしても痩せたいので、またがんばるつもりですが、モチベーションの保ち方と、なかなか体重が減らないときのイライラを和らげたいです。何かいい方法があれば教えてください。答え
1週間で停滞期がくるということは、かなり厳しめの食事制限をしているので、まずは食事の見直しをおすすめします。栄養もとれればイライラも軽減されてきますので。あとモチベーションの保ち方ですが、体重や体脂肪だけを追うのではなく、自分がやった行動も合わせて「見える化」するのがおすすめです。停滞期の「減らない」と「イライラ」を解消する方法
「ダイエットには停滞期がつきもの」と思われているかもしれませんが、停滞期がこないようにダイエットをすることもできるんです。
その方法を以下にまとめました。
- 停滞期がこない体重の減らし方
- もし停滞期がきたら、ご褒美デーをつくる
- モチベーションを保つチェックシートのすすめ
では、1つずつ説明していきます。
停滞期がこない体重の減らし方
1ヶ月に落す体重を5%以内にすると、停滞期が起こりにくいというデータがあります。
50kgなら2.5kg、60kgなら3.0kg、70kgなら3.5kg
その理由は、停滞期を引き起こす原因となる『ホメオスタシス』の機能をストップさせることができるから。
厳密にいうと、ホメオスタシスは常に働いているのですが、停滞期を引き起こす機能だけをとめることができるという意味です。
体重を極端に落とし過ぎると、カラダは「危険な状態だ!生命の危機を感じる!」といって代謝をあげない省エネモードになってしまうんですね。
私たちも永遠仕事をし続けていると疲労困憊(ひろうこんぱい)になって、「できるだけエネルギーを使わないようにしよう」って思いますよね。そんな感じでホメオスタシスが働きます。
そのホメオスタシスによって停滞期がこないように体重を減らすためには、1ヶ月で5%以内にしておくぐらいゆったりとした方が、カラダ的にもメンタル的にもいいってことなんです。
結果的にリバウンドもしにくくなるので、1ヶ月で体重を5%以内で減らせるようなダイエットプランをつくるのがいいでしょう。
もし停滞期がきたら、ご褒美デーをつくる
停滞期が続いているということは、ある意味がんばり過ぎているんです。
だから、ご褒美デーをつくってその日だけはダイエットをお休みしてください。
「えっ!そんなことしたらリバウンドする」って思うかもしれませんが、大丈夫です。
翌日は多少体重が増えているかもしれませんが、ダイエットプランに戻せばまた痩せ始めます。
私はこの方法で停滞していた体重が、1週間で4キロも落ちたことがあります。クライアントさんたちも停滞期がきたらご褒美デーをつくってうまく切り抜けてもらっています。
なぜ、痩せるのかというと、停滞期に入ると同時にレプチンというホルモンの働きが弱くなってしまうんですね。
レプチンは体脂肪が増えれば食欲を抑えて代謝をあげる。反対に体脂肪が減ると食欲をかきたて代謝をさげようとします。
停滞期中は「食欲をかきたて代謝をさげる」状態になっているので落ちないんです。
これを解消するためには、1日だけ栄養バランスのいい食事をしっかりと食べること。
チートデー(サボる日)って言われてたりしますが、その方法です。
ときどき計画的に、2週間に1回ぐらいご褒美デーを入れると、ダイエットも楽しくなりますよ。
モチベーションを保つチェックシートのすすめ
モチベーションを保つコツは、がんばった成果が目に見えてわかるようにすることです。
ということで私がダイエットをしていたときは、こんな表をつくってお風呂に貼っていました。
どんなに疲れて帰ってきても、これをみたらやるしかありません。笑
これまでがんばってきた形跡と、目標が一目でわかりますからね。
モチベーションを保つポイントは、成果を見える化することです。
ただし、体重や体脂肪だけではなく、実行できたプランも記録しておくことがポイントです。
体重や体脂肪だけで見える化してしまうと、「がんばっているのに減らない → モチベーションが落ちる」という流れになってしまうんです。
意識的には50%:50%で、体重や体脂肪と実行できたプランを意識するといいでしょう。
別に私のようにチェックシートをつくらなくてもいいです。
方眼ノートに記録していいですし、無印にいけば無料で写真のようなスタンプも使えますし、いろいろなアイデアをつかってみてください。ただ見える化はしておいたほうがいいです。