生活リズムが不規則で、夜勤があるときに気を付けることやダイエットのポイントなど教えていただきたいです(30代 女性)
回答者プロフィール
キャリア12年の看護師経験。健康的なダイエットを、
リバウンド予防の視点でアドバイス。
カラダの仕組みに基づいた痩せる方法がわかりやすく、
メンタル面の両方のサポートで、無理なく自然体で
ダイエットができると定評がある(3ヶ月平均8〜15キロ)。
看護師なのでカラダの悩みも安心して話すことができると、
20代後半〜40代の女性から評価を頂いています。
一般的に寝る前に食べると太ります。ですから夜勤中に仮眠が取れるのであれば、その前に食べないことが大切です。また、夜勤明けの猛烈な食欲に惑わされないように一気に食べすぎないことが大切です。
夜勤経験者が語るダイエットの罠
看護師である私は外科病棟や救急外来で働いていたときに、夜勤中はとてもダイエットの罠が多いと感じていました。それは次のようなものです。
- 当然、体内リズムが崩れてしまう
- 深夜帯や夜勤明けに、猛烈な食欲に襲われる
- 同じ夜勤スタッフからの差し入れ
特に問題なのが、スタッフからの差し入れ。とてもありがたいのですが、ダイエットしているものからしたら危険な罠ですよね。「いつ・どんなものが・どれだけの量」いただけるのかわからない。もちろん職場の環境によっては、「いつもいただいてばかりでは申し訳ない」という気持ちが働き、こちらも準備することがあります。その場合、自分の好きなお菓子を持っていくと思いますので、結果的に食べてしまう場合もあります。個人的にはダイエットをしているとき、このあたりのコントロールが大変でした。
夜勤のときに注意すること
私も夜勤の仕事をしながらダイエットに成功した1人です。そのときに実践していたことをまとめました。以下のポイントを夜勤の仕事をしているクライアントさんにお伝えしたところ、ダイエットに成功していますので、かなり信頼性が持てるかと思います。
- 夜勤中の食事(夕食)は炭水化物をゼロ・もしくはカットする
- お菓子はできれば食べない。もしくはルールを決めて管理する
- もし仮眠の時間があるのであれば、仮眠前には食べない
- 明けの日は過度な食欲には惑わされない
- 帰ってからすぐ寝る場合、その前に食事はとらない
では1つずつ解説します。
1.夜勤中の食事(夕食)は炭水化物をゼロ・もしくはカットする
働いているとは言っても、カラダのリズムは徐々に休息モードになります。なので、余分な糖質はカットしておいた方がストレスを与えません(糖質カットはダイエットの基本となります)
2.お菓子はできれば食べない。もしくはルールを決めて管理する
私の場合、お腹が空いたらフルーツを食べるということをしていました。もちろん、ナッツのときもあります。スタッフから配られる差し入れも、内容によって「持って帰れるかどうか」で食べるか食べないかを決めていました。大切なのは、自分のお菓子のルールを作って管理することです。ルールに従って食べるのであればいいでしょう。
3.もし仮眠の時間があれば、仮眠前には食べない
普通の生活リズムでも、寝る前に食べると太ります。これが夜勤中の仮眠であっても起こりますので、できれば仮眠前には食べない方がいいでしょう。また、仮眠前に食べると起きたときにお腹が苦しいといったことが起こります。これは食べた物が消化のリズムを妨げ、カラダにストレスを与えてしまっていたからです。
4.明けの日は過度な食欲には惑わされない
私の場合、明けの日は甘いもの・こってりしたものを含め、たくさん食べたくなり一日中止まらないこともありました。でも消化管は十分休んでいないので、少し食べただけでも満足します。なので、食欲があっても一気に食べ過ぎないことが大切です。少し食べただけでも食欲は落ち着きますので、惑わされないように注意しましょう。(実は温かいお茶を1杯飲むだけでも満たされます)
5.帰ってからすぐ寝るのであれば、その前に食事はとらない。
これも仮眠と同様、寝る前に食べると太ります。夜勤によって、いつもの寝るタイミングがずれているだけなので、寝る前に食事をすると太ります。また、お腹が空いていると眠れないという方がいらっしゃいますが、カラダは睡眠を優先にするので必ず眠れます。そして、睡眠中は空腹の方がカラダの回復力も高まり、疲れが一気に取れます。そのあとにご褒美として食べたいものを食べるようにしましょう。ただし、食欲に惑わされないように少しずつ食べてください。